40代からでもiDeCoはメリットばかり。デメリットは少。

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手堅く安全に資産を運用するには、銀行預金だけが唯一の方法でしょうか。


確かに銀行預金は元本が保証されていますが、ほとんど利息がつきません。

物価も税金が上がっていく中では、元本の実際の価値が下がっていきます。「体感できないまま、知らないうちに資産が目減りする」、これが、私の思う銀行預金におけるリスクです。


そこで私が検討したのは、長期的な資産形成をめざすのに適しているとされるiDeCoです。

しかし、iDeCoは投資の一種です。理屈では預金のリスクをわかっても、これまでの習慣では預金が善、です。

投資は元本割れのリスクがありますし、失敗したら周囲から何と言われるだろうか、といったことまで気になる始末で、あまりいいイメージはありませんでした。


しかし、そんな私ですら、最終的にはiDeCoにはメリットがあると判断しました。


今回は、そう判断した理由を簡単にご説明します。



iDeCoのメリット

iDeCoのメリット3つを上げます。


1.元本保証の商品もある。
2.節税効果が高い。
3.さほど手間がかからない。


1.元本保証の商品もある。

私のような初心者には驚きだったのですが、なんと”元本保証”の商品があります。

これだけで、投資への心理的負担がかなり下がるのではないでしょうか。

iDeCoのメリットというより、デメリットが避けられるというお話です。
私が確認したのは楽天証券だけですが、他の証券会社にもあると思います。


なお、国内だけで8,000本ともいわれる投資信託の中から優良な商品だけが選ばれており、自分のイメージする投資方針に近いものが選択できると思います。


2.節税効果が高い。

ところで、前述の元本保証の商品とは「みずほDC定期預金」です。



「・・・定期預金?なら普通の定期預金でいいじゃないか」と思いますよね。しかし、わざわざiDeCoにするだけのメリットがあります。

iDeCoで積み立てた額は所得控除の対象となるため、所得税と住民税が軽減される、というのがそのメリットです。


年収500万・40歳・毎月20,000円積立とすると、積立額の20%が節税できます。

1年で48,000円、60歳までの20年間で96万円です。

これは、20%の利息が20年維持されているといってもよいほどの、驚異的なメリットです。

実際には口座維持のために、年間2~3,000円ほどかかりますが、帳消しにしてあまりあるメリットだと断言できます。

銀行に定期預金をしたからといって、税金が軽くなることがあるでしょうか?



さらにさらに、60歳になって受け取るときも課税なし(公的年金等控除)です。

積み立て中は実感が薄いと思いますがこれもかなりのメリットでして、1つの投資で3回の節税メリットが発揮されます。


この節税効果こそが、40代からでもiDeCoにはメリットがある最大の理由です。

無論、早ければ早いほどメリットがありますが、40代からでも1年間に得られるメリットは同等です。

今すぐに始めることをお勧めします。

なお、会社に企業型確定拠出年金がない場合、積立可能額が増え、節税額も増えます。



3.さほど手間がかからない。

iDeCoは、給与控除でなく、個人の口座からの引き落としを選択できます。


そのため、積立の変更や休止などで、(財形貯蓄と違い)つど会社を経由する必要がありません。

人にもよるでしょうが、そういったひと手間がないことは、地味にありがたいと思います。
とはいえ、最初だけは会社での手続が必要です(後述)。


なお、控除を受けるための手続は、会社員であれば年末調整で行います。

国民年金基金連合会から払込証明書が届きますので、年末調整時に会社に提出します。


生命保険の払込証明書と同じ流れですので、それらを受け取っている方は、イメージしやすいと思います。


そして、頻繁にはできませんが、投資商品を自分の裁量で変更することができます。


ということで、最初の手続と年末調整以外、”さほど”手間がかからない、となります。


デメリットは?

逆に、デメリットについて触れてみます。

1.60歳まで解約できない。

基本的に60歳まで解約できません。

長期的な資産形成という視点ではメリットともいえます。

貯金できないという悩みがある方には、むしろこのためにiDeCoを始めてもよいかも、ぐらいです。

とはいえ、生活環境の激変などで投資を見直したい場合はデメリットになりえますので、無理のない範囲で積立額を設定しておくのがよいでしょう。


なお、解約せずとも、積立額の減額や休止を選ぶこともできますので、安心ですね。


2.会社を通じて行う手続がある。

最初の手続では、会社によってひと手間かかることがありえます。総務など担当部門がその手続をしたことがない場合があるためです。



楽天証券でiDeCoを申し込む場合、以下様式を会社に記入してもらう必要が生あります。

https://dc.rakuten-sec.co.jp/beginner/sample/
(楽天証券のサイトになります)


こういった時間が少しかかることがありますが、書面のフローに沿って会社の年金制度を確認してもらうだけなので、何とかやってくれるかと思います。



まとめ

まとめますと、iDeCoは、

・元本保証といった低リスク運用も可能で、
・年間数万円が節税できるなど、3回の節税メリットがあり、
・基本的に手間をかけずに自分で管理できる。

という、低リスクでメリット大のお得な制度です。


はっきりいって加入しない手はありません。


米国で投資会社に30年勤められて、日本でも有名な広瀬隆雄さん(じっちゃま)も、

「最初にiDeCo。次にNISAから始めるべき」

「・・・ある意味、いま日本に存在するすべての金融商品の中でいちばん国民のためを思った良心的な商品かも知れません」(note.comからの引用)


 じっちゃま:TwitterYouTube


いろいろなところで、iDeCoは手堅い・メリット大の投資手法と評価されています。

特に、これまで会社の財形貯蓄をしてきた方、定期預金を続けてきたような管理力の高い方だと、そのメリットをことさら強く感じられること請け合いです。

ぜひ検討してみてください!


楽天証券iDeCo

 楽天全米インデックスファンド(楽天VTI)

SBI証券iDeCo

 eMAXIS Slim 米国株式、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

 ※SBI・V・全米株式インデックスは、iDeCoでは選べません。(2021年10月時点)



補足

会社の企業年金の規約を調べた結果、規約上、私はiDeCoに加入できないと判明しました。ここまで書いてきて何ですが、自分では入れていないのです。全く、本っ当に残念で仕方がありません。
ちなみに、会社の制度にかかわらずiDeCoに加入できるような改正を検討しているとのニュースがあり、心待ちにしています。


—追記—
2019年12月のニュースで、iDeCoの制度が見直しされ、掛け金拠出の上限が60歳から65歳まで延長されるとの報道がありました。積立期間が長いほどリスク低減効果が期待できますし、 60歳定年+65歳まで再雇用制度のある会社勤務の方などにとっても選択肢が広がる、ありがたい見直しですね。2020年度税制改正大綱の内容として報道されており、2020年1月からの国会で決まるようです。


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わがい

プログラミング(Web制作)・ライティングに携わっています。 いくつかの会社で勤めて、2020年にフリーランスになりました。 苦手なことを避けつつ、好きなことで働けるような環境作りをめざしてコツコツやってます。 HTML/CSS/JSのほか、WordPress制作、特にElementorやSnow Monkeyといったローコードを用いた短納期での制作が得意です。 また生活・健康の水準を高めるため、米国株投資や筋トレもやってます。

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