NISAには、一般NISAとつみたてNISAがありますが、一般NISAは安定投資には不向きなため、つみたてNISAをお勧めしています。私もつみたてNISAを行っています。
ところで、2019年11月29日の新聞で、一般NISAの積立開始期限である2023年の翌年2024年から、新制度として5年間の積立向け一般NISAを開始するとの報道がありました。
そうなると、つみたてNISAと一般NISAの内容が似てくるので、将来的には統合も視野にある、とのこと。
統合内容がどうなるか不明ですが、長期的な資産形成を考えている人には今のところ無関係な内容ですので、気にしなくてよいというのが結論です。
一般NISAは普通の株も購入できるため、個別株などのリスクは当然ありますが、山っ気のある人が投資を始めるには非常にお得な制度でした。そのあたりが「税優遇を受けて博打をしている」との批判を受けており、制度見直しの一因ともなったようです。
私の記事でも、一般NISAは(個別の株式を売買したりすることで)リスクが高くなりがち、と説明しましたが、もし、2つのNISAを同時に使えるなら私もそういう使い方をしていたと思います。メインはインデックス投資で、少し個別株投資で、どちらも無税とかなら初心者には最高なんですが。
とにかく、そういった短期売買でなく、投資を通じて長期的な資産形成を促したいという政府の姿勢が今回のニュースに表れていると思います。そのため、将来、一般NISAとつみたてNISAの統合が進んだとしても、つみたてNISAがベースになった制度になるだろうと考えています。
まだ先の話ですが、新制度になってメリットが大きいなら乗り換えれば良し、新制度で減税枠が小さくなるならなおのこと、今すぐにつみたてNISAを始めるべきです。やはり、このニュースはあまり気にせずコツコツ積立をしていきましょう。